品質管理に真摯に向き合うことが、人々の幸せにつながると信じて
渡邉 圭 Kei Watanebe
品質管理部 無菌製剤試験グループ 2015年入社
固形製剤試験、分析技術、無菌製剤試験と、品質管理部内でグループを異動しながらキャリアを積んできた。日々試験に誠実に向き合うほか、分析技術グループではチームリーダーを経験し、より効率的で人為的ミスが起こりにくい業務方法をグループ横断的に模索するなど、部署全体に貢献する活躍もしている。
現在の仕事内容
品質管理の仕事を極めるため、3つの部をローテーション
品質管理部では医薬品の品質試験や品質管理を行い、製品の安全性を担保することが主なミッションとなります。部署内は主に錠剤の品質管理業務を行う「固形製剤試験」、主に注射剤や無菌製剤の品質管理業務を行う「無菌製剤試験」、そして新製品の導入や部署全体の機器・標準品についての管理などを行う「分析技術」の3グループに分かれており、それぞれのグループが責任を持って担当する業務を日々行っています。
私は品質管理業務をより深く学び、身に付けたいと考えていましたので、自らのキャリア形成について上司と相談を重ね、品質管理部内の3グループをジョブローテーションしてきました。当然ですが、グループが違うと試験内容や使用する測定機器も異なり、新たに習得しなければならない手技や技術が多くあります。今年から3グループ目の無菌製剤試験グループに異動しましたが、新たな知識と経験を吸収し、品質管理部全体に貢献するような働きをしていきたいと考えています。また、品質管理部で得た経験を活かし、将来的には異なる部署への異動も視野に入れ、自身のキャリアを広げていくことも目標です。
仕事での挑戦とやりがい
グループ間での業務効率化をチームリーダーとしてやり遂げる
私がアドラゴスファーマ川越の好きなところは、みんなが常に最適化を考え、変化を厭わないところです。分析技術グループでチームリーダーをしていたとき、グループ間で実施方法にギャップがある業務がいくつかありました。そこで私たちのチームは部署内の業務手順の統一化を検討するため、他のグループと話し合いを進めてより良い作業手順を模索し、改善を進めていきました。人の感情として、今まで慣れ親しんだ方法を変えることは難しく、根気がいることですが、リーダーとしてコミュニケーションを大切に、話し合いを進めました。結果的に統一化が進んで成果を出すことができましたが、それは「誰にとってもやりやすいように」という想いが一致していたからだと考えています。全員が同じ方向を向いて協力しあえる、そんな川越工場の文化を強く感じるとともに、自分自身の成長にもなったことは、忘れられない経験です。
これからの目標
薬を通じて、多くの人たちとつながっていることを胸に
患者様に高品質の医薬品を安定してお届けするということ、それが私たちの最終的な目標です。しかし、日々の業務に没頭していると、仕事の意味ややりがいを忘れてしまいそうになる瞬間があります。もちろん、日々の業務を手順通りにミスなく行うこと、もしくは困難な仕事を試行錯誤してやり遂げたときの達成感は大きなものです。しかし私たちの仕事のすべては、薬を待っている患者様の方向を向いていることを忘れてはいけないと考えています。自分の業務が少しでも人々の幸せに貢献できると信じ、毎日を頑張ることが私にとっての仕事のやりがいです。直接患者様と接する機会はありませんが、医薬品を通じて患者様とつながっていると感じられるこの仕事が大好きですし、この先も安心安全な製品を送り出していくために貢献していきたいと考えています。