Job Category 職種紹介

工場での商用生産に向け、お客様の医薬品ごとに適したプロセスの設計から、スケールアップの検証やGMPへの対応、検証等をした上で、製造部門へと移管するプロセス開発を担います。一度つくりあげたプロセスでも、その後効率化や最適化のために改良・改善を加えることもあります。

注射剤では、アンプル製剤の充填から包装までの一貫製造を行っております。固形製剤では錠剤の秤量、造粒、打錠、コーティング、検査・印刷までの一貫製造を行っており、さらにバルク製剤の検査・印刷と包装も手掛けております。新製品の導入も関係部署と連携して随時進めていき、同時に複数のプロジェクトが進行しているため、情報共有やコミュニケーションも重要です。

無菌製剤であるペン型製剤やプレフィルドシリンジ、バイアル、アンプルについて、定められた検査基準に基づき目視検査を行う検査グループと、検査で適合になった製品を機械ラインや手作業にて包装を行う包装グループがあります。目視検査については検査精度の維持のため社内独自の認定制度を設け、認定を取得することで様々な製品の検査に携わることができたり、包装ラインでもオペレーターのラインセンス制度に基づき、自身が出来る業務の幅を広げていくことができます。

医薬品の製造に用いる原材料・資材や製造途中の中間品、完成した製品、製造環境等について各種の科学的な試験を行い、製品の使用期間を通した有効性と安全性を担保します。固形製剤グループと無菌製剤グループは、製品の出荷に直接的に関わる試験を行い、試験の信頼性を保つために必要なデータの確認や使用する標準品・試薬等の管理も行います。また、新製品の導入や製造工程の変更等に伴う製造工程の科学的な評価試験、試験方法の新規導入や改善、使用する分析機器の導入と維持管理といった、さまざまなプロジェクト関連業務を担う、分析技術グループもあります。

川越工場並びに供給業者の製造管理及び品質管理が、医薬品の適正製造規範であるGMPを遵守していることを保証します。工場内で逸脱が起こった場合や変更を行なう際などの、品質保証に関わる処理フローやシステムを構築する品質システムグループと、構築されたフローや処理手順に従って実際に現場とともに処理を行なうオペレーショナル品質保証グループがあります。それぞれ製造部門や品質管理部とも密接に関わりながら、品質を確保しています。

生産計画の立案から原材料の受け入れ、工場の生産ライン調整、製造・出荷までのプロセスを管理し、効率化を図っています。顧客窓口を担当するCRM部と緊密に連携し、納品日に合わせて詳細な計画を策定し、社内調整を行っています。変更が生じた場合には、工場のキャパシティや状況を適切に判断し、期日を厳守します。

工場の施設や機械を整備・メンテナンスをする部署で、施設技術と機械技術に分かれています。施設技術は建屋のほか、精製水生成設備や空調機、圧縮空気、ボイラーなどのユーティリティの保全や更新を担当します。一方、機械技術は生産部門で使用される生産機械の保全や更新、新しい機械の導入にも大きな役割を果たします。担当する設備や機械を順次交代していくことで、全体的な知識やスキルを磨いていきます。

顧客窓口となる部門で、既存顧客とのビジネスに関連する様々な連絡や交渉を担当するカスタマーサービスグループと、新規顧客の開拓を行うカスタマーデベロップメントグループがあります。カスタマーサービスグループはお客様との接点が多く、受注管理から様々なお問い合わせ、ご要望対応などお客様からのすべての窓口となって、社内のサプライチェーン部や品質部門と連携しております。カスタマーデベロップメントグループは、新規顧客候補への訪問や自社の紹介、新規取引案件の交渉を担っており、工場内の各組織と連携しながら更なるビジネスの拡大に寄与しております。

HSE（Health, Safety, Environment）は従業員の健康や安全が守れるような行動や、その推進活動を行っています。活動内容としては、教育やキャンペーンを通じた事故を未然に防ぐ取り組みや、HSE委員会の開催を通じた職場との連携といったものがあります。ESG（Environmental, Social, Governance）はドイツのアドラゴスファーマ本社で力を入れているもので、太陽光発電の導入など、企業の持続的成長のために、省エネや社会貢献の取り組みを行っています。

資金調達や予算管理、財務戦略の立案、資産運用など、事業を行なう上での資金の活用や管理のための幅広い業務を担います。予算管理などを通じて経営に深く関わり、会社の経営戦略や将来の形について中心的存在を果たす仕事をしています。

製品を製造する上で必要な部品や設備、資材等の購入のための見積もり、発注、納入処理を担当します。新規の医薬品を製造するために必要な機器を買い入れるなど、事業を拡大していく上で欠かせない役目を担っています。その上で効率化やコスト削減も考えながら受発注をしていきます。

ハードウェアやソフトウェアなど、ITを使って社内の課題解決を行います。ITソリューションエンジニアがシステム開発や製品・ツールの導入などによって解決策を立案・構築し、医薬品製造にとって最適なソリューションの導入・運用サポートを行います。

経営目標を人事戦略に翻訳する「人」に関わる仕事として採用や人財教育、配置や異動、労務管理のほか、施設や備品の管理、社内外の行事の企画・運営等、制度・設備を整えています。